三洋、携帯電話事業を京セラに売却か 販売事業は撤退
三洋電機が、携帯電話事業の売却先候補を京セラに絞ったと一部が報道。一方、三洋は携帯電話販売代理店を展開する子会社を売却し、販売事業からは撤退する。
経営再建中の三洋電機が、携帯電話事業の売却先候補を京セラに絞った、という一部報道に対し、三洋は9月14日、「携帯電話事業は強化に向けてあらゆる検討を進めている。同事業の売却方針を固めた事実はない」とコメントした。
三洋は京セラとシャープに売却を打診していた。報道によると、交渉先を京セラに絞り、売却額は500億円前後になる見通しという。
同社の携帯電話事業は売上高の約15%を占める主力事業だが、競争力が低下し、2007年3月期は営業赤字だった。