中国来年から携帯電話の長距離電話料金は値下げの見込み

中国で11日、長年にわたる通信料金の改革をさらに促進するために、携帯電話から長距離電話や国際電話をかける際の電話料金を値下げすることが発表された。

 携帯電話から長距離電話をかけたとき、現行では、同時に市内と長距離電話の通話料金の両項目で料金を徴収している。今後長距離通話料金や国際電話に一本化して、通話料の上限設定をする。

 ローミング中に国際電話および香港、マカオ、台湾の国際電話をした際、国内のローミング者は国内通話料を加算されることはなく、国際通話料だけを支払うことになる。ローミング時に国内長距離電話をかけた場合には、ローミング費用は、1分あたり0.6元になる。

 中国の携帯電話ユーザーの大多数は、中国移動会社、中国聯通会社、中国電信会社の通信事業社3社を利用している。

 実際のところ、すべての携帯電話事業者が徐々に「一項目」の料金体系を導入している。たとえば、中国聯通会社は、WCDMA3G料金体系を打つ出し、全国のユーザー(香港、マカオ、台湾を除く)はどの場所からでも市内あるいは長距離電話をかけた場合、ローカルおよびローミングに関係なく、セット料金を超えて部分は、0.15元/分となる。これは、国際電話とローミング料の一本化である。中国移動会社と中国電信会社も似たような料金体系を打ち出している。