携帯電話への満足度38.2%、低下に歯止めかからず―中国

2008年6月19日、中国証券報によると、CCIDコンサルティング(賽迪顧問)が発表した「2008年中国携帯電話ユーザーのサービス満足度調査白書」で、携帯電話ユーザーのサービス満足度が低下し続けており、2008年の満足度は38.2%と、2007年と比べて0.7%下がったことが分かった。

この調査によると、各サービスに対する満足度指数の中で、メンテナンスサービスに対する満足度が38%と他より低いことがわかった。サービスに対する市場の需要は年々高まっており、ユーザーは現在使用している端末の「三包」サービス(修理、交換、返却)の改善を強く求めているという。調査によると、消費者は「三包」の保証期間の延長を最も強く求めており、その割合は53.1%に上っている。

ある業界関係者は「中国携帯電話市場の激化が、端末メーカーの製品開発や宣伝、販売を促している。しかし、その一方で、製品のアフターサービスが不十分で、多数の闇携帯端末の存在も正規携帯電話市場のサービスにマイナスの影響を与えている」と指摘している。

2008年、3G規格がスタートするが、それに伴うサービス拡充はやはり十分とは言えない。こうした状況では、携帯電話ユーザーのサービス満足度がさらに低下することも考えられるという。